「千三つ」と言われる特許の世界。千ある発見のうち真の価値があるのは僅かという皮肉な言葉だ。がんの免疫治療薬「オプジーボ」は千三つのなかで巨大な金脈となった。薬の原理となる物質を発見したのはノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授。
本庶さんは受賞から1年半後、共同研究のパートナー小野薬品に賠償額226億円(当時)を求め訴えを起こした。「オプジーボ」をめぐり展開された国際裁判に本庶さんは小野薬品側の証人として出廷、裁判は和解的勝利となり巨額のロイヤリティが小野薬品に入ることになった。そこで得た収入を大学の研究者にも還元せよと求めたのだ。
小野薬品はリスクの高い新薬の開発に巨額の資金が必要であり、追加の支払いには応じられないと主張し、2021年9月に行われた双方の尋問では上場企業のトップとノーベル賞受賞者が時に激しく攻撃しあう場面も。
それから約2か月、裁判は裁判所の強い勧めもあり和解に至る。小野薬品は本庶さんに50億円を支払い、京都大学に設立された基金に230億円寄付するという内容だった。
番組では研究者、企業、そして裁判所三者の協議の真相を紐解く。
ナレーション:湯浅真由美
本庶さんは受賞から1年半後、共同研究のパートナー小野薬品に賠償額226億円(当時)を求め訴えを起こした。「オプジーボ」をめぐり展開された国際裁判に本庶さんは小野薬品側の証人として出廷、裁判は和解的勝利となり巨額のロイヤリティが小野薬品に入ることになった。そこで得た収入を大学の研究者にも還元せよと求めたのだ。
小野薬品はリスクの高い新薬の開発に巨額の資金が必要であり、追加の支払いには応じられないと主張し、2021年9月に行われた双方の尋問では上場企業のトップとノーベル賞受賞者が時に激しく攻撃しあう場面も。
それから約2か月、裁判は裁判所の強い勧めもあり和解に至る。小野薬品は本庶さんに50億円を支払い、京都大学に設立された基金に230億円寄付するという内容だった。
番組では研究者、企業、そして裁判所三者の協議の真相を紐解く。
ナレーション:湯浅真由美
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