2022年2月末、大阪府枚方市の小さなラジオ局「FMひらかた」が閉局した。開局は1997年、阪神・淡路大震災でマスメディアが、きめ細かい地域情報を取り上げられなかったことを教訓に誕生した。台風や大阪北部地震など地域の災害対応のほか、東日本大震災の被災地各局と積極的に交流を続け、コミュニティ局の「元気印」とされてきた。
一方、第三セクターのため、収入面で枚方市への依存度が高かった。2015年、現在の市長が就任、市民アンケートの結果を受けて「SNS隆盛の世に聴取率4%のラジオは不要」と結論付けられた。同じアンケートで67%が「災害時は、FMひらかたによる情報発信が必要」との回答があったにもかかわらず、年間5000万円の委託費を切られ万事休した。
実働部隊5人の「FMひらかた」。開局から勤めるプロデューサーの石元彩さんは阪神・淡路大震災の際、兵庫県西宮市にある短大生だった。しかし、当時はボランティア活動などへ踏み出せなかったことを悔んできた。だからこそ東日本大震災の被災地との交流や震災特別番組の制作に奮闘してきたという。閉局について「今後、南海トラフ地震など大災害発生も想定される中、ラジオの存在意義はまだまだあるのに…」と無念を隠せない。
閉局まで残すこと1か月。大勢のリスナーに見守られながら、遂に「FMひらかた」はフィナーレの日を迎える。
ナレーション:湯浅真由美
一方、第三セクターのため、収入面で枚方市への依存度が高かった。2015年、現在の市長が就任、市民アンケートの結果を受けて「SNS隆盛の世に聴取率4%のラジオは不要」と結論付けられた。同じアンケートで67%が「災害時は、FMひらかたによる情報発信が必要」との回答があったにもかかわらず、年間5000万円の委託費を切られ万事休した。
実働部隊5人の「FMひらかた」。開局から勤めるプロデューサーの石元彩さんは阪神・淡路大震災の際、兵庫県西宮市にある短大生だった。しかし、当時はボランティア活動などへ踏み出せなかったことを悔んできた。だからこそ東日本大震災の被災地との交流や震災特別番組の制作に奮闘してきたという。閉局について「今後、南海トラフ地震など大災害発生も想定される中、ラジオの存在意義はまだまだあるのに…」と無念を隠せない。
閉局まで残すこと1か月。大勢のリスナーに見守られながら、遂に「FMひらかた」はフィナーレの日を迎える。
ナレーション:湯浅真由美
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