2015年2月5日、和歌山県紀の川市。当時、小学5年だった森田都史(とし)くんが空き地で頭や体など10か所以上を刺され殺害されました。
医師から「ご遺体はズタズタでとても見せられない」と告げられるほどの凄惨な事件でした。
逮捕された近所に住む中村桜洲受刑者(33)は、懲役16年の判決を受け、2026年現在も服役中です。
しかし事件から11年が経った今も、都史くんの父・悦雄さん(78)のもとには、加害者から納得のいく謝罪がありません。
裁判で命じられた約4400万円の損害賠償も支払われず、遺族は深い悲しみと理不尽な現実に苦しみ続けています。
事件から9年が過ぎた頃、悦雄さんは、被害者側から気持ちを伝える「心情伝達制度」を活用し、受刑者へ現在の胸の内を伝えました。
これを機に手紙のやり取りが始まり、そこには「申し訳ありません」という言葉が記されていました。
「本当に心の底からの謝罪なのか―」
悦雄さんはそれを確かめるため、受刑者がいる刑務所へ面会に行きます。
しかし、アクリル板越しに顔を合わせた受刑者の口から、真の謝罪や賠償への誠意ある対応が示されることはありませんでした。
「いつか現場で謝罪をさせたい」「加害者に決して事件を忘れさせない」
終わりのない闘いの中、自らの心を削りながらも加害者と向き合い続ける父親の姿を通して、犯罪被害者が直面する過酷な現実を考えます。
ナレーション:湯浅真由美
医師から「ご遺体はズタズタでとても見せられない」と告げられるほどの凄惨な事件でした。
逮捕された近所に住む中村桜洲受刑者(33)は、懲役16年の判決を受け、2026年現在も服役中です。
しかし事件から11年が経った今も、都史くんの父・悦雄さん(78)のもとには、加害者から納得のいく謝罪がありません。
裁判で命じられた約4400万円の損害賠償も支払われず、遺族は深い悲しみと理不尽な現実に苦しみ続けています。
事件から9年が過ぎた頃、悦雄さんは、被害者側から気持ちを伝える「心情伝達制度」を活用し、受刑者へ現在の胸の内を伝えました。
これを機に手紙のやり取りが始まり、そこには「申し訳ありません」という言葉が記されていました。
「本当に心の底からの謝罪なのか―」
悦雄さんはそれを確かめるため、受刑者がいる刑務所へ面会に行きます。
しかし、アクリル板越しに顔を合わせた受刑者の口から、真の謝罪や賠償への誠意ある対応が示されることはありませんでした。
「いつか現場で謝罪をさせたい」「加害者に決して事件を忘れさせない」
終わりのない闘いの中、自らの心を削りながらも加害者と向き合い続ける父親の姿を通して、犯罪被害者が直面する過酷な現実を考えます。
ナレーション:湯浅真由美
